企業がイベントやセミナーなどでノベルティを配布する場合に注意が必要です。それは単に物を配布すればよいというのではないという事です。特に企業が新商品を発表する場合などは集客の為にこの手法に頼りがちなのですが、過剰な物品の配布はかえって逆効果になることが有るので注意が必要です。ノベルティとはイベントやセミナーに参加してくれた人に対する記念品という位置づけのほかに、企業のイメージを向上させるために企業名や商品名を表示し憶えてもらうという刷り込み効果を狙っているものです。

古くはボールペンやペンケースなどに企業名を印刷している物も良く見かけました。これらは非常に重宝する物ではありますが、余りしつこいと企業イメージを損なう危険もあるものですので注意が必要です。かつてバブルのころはあちこちで展示会や新商品発表会などのイベントが行われ、高額の商品がノベルティとして配布されていた時期が有りました。ノベルティの金額が企業の勢いを示していると考えられていたのか、互いに競い合うように高額の商品を配布しており、参加する側もより高額の商品をもらおうと列をなしていた時期が有ったのです。

しかし、バブルが崩壊して以降、そのような高額商品を配布する企業はなくなり、これに伴いイベントの参加者も非常に少なくなっていったのです。しかし、最近では大きく様子も変わり、企業はいたずらに集客するよりもターゲット顧客を絞ったイベントやセミナーを行うようになりました。その為、そのターゲットに合ったノベルティを制作し配布することが求められています。